Kobo Touch で達人出版会の電子書籍を読む

居酒屋での会話が話題になっている Kobo Touch ですが、Kobo の本来の用途は達人出版会などの DRM Free の書籍を読むことです。

また、Kobo は本屋で買える Linux マシンです。また、非常に素直なガジェットです。この値段で買えるのは素晴らしいですね。

今日は、Kobo で達人出版会の書籍を読む方法を詳しく解説します。

何故かといいますと、Kobo のマニュアルとか楽天のサポートサイトなどを見ても、そういう方法がほとんど全く解説されていないからです。

達人出版会から出版されている書籍は、PDF と EPUB の 2つのフォーマットで提供されています。Kobo ではどちらのファイルも閲覧できます。

しかし、EPUB の場合は、ファイル名に .kepub を追加する必要があります。これをしないと日本語が文字化けする、あるいは Kobo がフリーズすることがあります。

例:

ケヴィン・ケリー著作選集１-1.0.1.epub
↓
ケヴィン・ケリー著作選集１-1.0.1.kepub.epub

PDF の場合は、ファイル名の変更は必要ありません。

ファイルが用意できたら、Kobo を PC に USB 接続します。USB ストレージとして認識されマウントされます。

書籍ファイルを Kobo のトップフォルダにコピーします。

これで、Kobo をアンマウントして USB ケーブルを抜けば、「コンテンツを処理しています」と表示され完了すれば、転送した書籍が読めるようになります。

デフォルトのままでも達人出版会の書籍を読むことはできますが、ソースコードなどがプロポーショナルフォントで表示されてしまいます。

Kobo は簡単にフォントを追加できますので、フォントを追加しておきましょう。

以下のサイトから「Kobo Touch向けオリジナル(?)フォント」(KoboFonts.zip) をダウンロードします。

また、以下のサイトには「青キン明朝フォント - Kindle向けのIPA明朝フォント」(ipam00301.zip) があります。

Kobo にフォントをインストールする方法は非常に簡単です。

USB 接続した Kobo のトップフォルダに fonts フォルダを作成し、その中に TrueType フォントを置くだけです。

Kobo をアンマウントして USB ケーブルを抜けば追加したフォントが使えるようになります。

それではフォントを変更してみましょう。

「ドキュメントデフォルト」から「KoboMaru」に変更してみます。赤枠の部分をタップしてください。

これで KoboMaru に変更されました。

ドキュメントデフォルト↓

KoboMaru↓

(08/30 追記) この方法では、Kobo のバグにより、しおりと全文検索がうまく動作しないことが判明しました。しおりは (EPUB 内部の) ファイルの先頭に戻っていまい、全文検索は検索はできるようですが、結果が正常に表示されません。原因は楽天kobo (2) - hishidaのblog を参照願います。対策は、Kobo Touch で達人出版会の電子書籍をもっと読みやすくする - A Day in Serenity @ kenjis を参照願います。