合格率を 3倍にするための『PHP技術者認定上級試験問題集』が発売されます

[2013/10/28 追記]達人出版会より 本書の PDF 版 が発売されました。

みなさん、「PHP技術者認定試験」をご存じでしょうか?

PHP技術者認定試験

PHP の専門技術取得能力を正当に評価できる技術者認定試験を実施することにより、「認定者の雇用機会」や「認定者が所属する会社のビジネスチャンス」の拡大を図ることを目的とする試験で、PHP技術者認定機構(非営利団体)が実施しています。

初級と上級(とウィザード)があり、上級合格者は「PHPの言語仕様から実用的で高度なプログラミングテクニックをもつ上級者」という位置づけになります。

2013年5月11日時点での合格率は、

初級 72.7%
上級  6.6%(合格者 12名)

となっています。

難関の上級試験

上記のように上級の合格率は非常に低く難関試験となっています。これは、上級が試験範囲が広く難しいこともありますが、完全なテキストが存在しないことも大きな要因の 1つだと考えられます。

上級試験のテキストはオライリーの『プログラミングPHP 第2版』なのですが、この本が試験範囲のすべてをカバーしているわけではなく(出題割合で78%)、しかも、本が古いため最新の情報に自分でアップデートして読まないといけないのです。

要するに独学で効率よく勉強しづらいということです。

テキスト以外には、@IT の ITトレメから模擬問題が配信されています。模擬問題を解くことは試験対策として有効ですが、この模擬問題はシステムの制約などから本番の試験問題より短いものが多く、本番の試験問題はもっと解くのに時間がかかり、また、私の感触では本番の試験問題の方が難易度が高いです。

PHP技術者認定上級試験問題集

そこで、今回、『PHP技術者認定上級試験問題集』が作成されることになりましたが、試験範囲を網羅するためこのように非常に分厚い本になってしまっています。問題数 348問ということで、毎日 1問ずつ解いたら一通り解くのに 1年近くかかります。

なお、執筆には 1年半近くかかっています。

ただし、その分、現状の試験範囲を完全に網羅しています。上級試験の全範囲を網羅している本は、現状、この問題集しかありません。

この問題集をしっかりとやれば、まあ、しっかりやるのは相当大変だと思いますが、上級を目指すような方なら、ほぼ確実に 70点はとれるようになると思います。もちろん保証はできませんが。

私の独自の調査では、この問題集でしっかりと学習すれば 15点は得点がアップします。多くの人は合格点である 70点のぎりぎり下で不合格になっているそうなので、人によっては合格可能性は何倍にもなるでしょう。

また、初級の問題集が 240ページで 2800円(+税)なのに対し、この上級問題集は 656ページ(初級の 2.7倍です)で 4300円(+税)(初級の 1.5倍です)という超お買い得になってます。

読者の声

発売日が 9/19 なのか 9/21 なのかよくわからない(w のですが、たぶん、まだ実際にこの本を手にされた方はほとんどいないと思います。PHPカンファレンスでは、先行販売されていたのですが、たぶん 2冊くらいしか売れませんでした(w

ということで、レビューなどほとんどありませんが。