FuelPHP のアプリケーションのリポジトリを作成する方法

(2012/09/28) 別の方法 FuelPHP 1.x のインストール方法 - A Day in Serenity @ kenjis を書きました。


FuelPHP Advent Calendar 2011 ということで、PHP フレームワーク FuelPHP に関するブログをクリスマスまでお届けしています。昨日は水野さんの github でドキュメント日本語化 でした。今日は、その 2日目です。


FuelPHP のソースは GitHub にあり、Git のサブモジュール機能を使って複数のリポジトリに分かれています。サブモジュールとは、ある Git リポジトリを別の Git リポジトリのサブディレクトリとして扱うことができる機能です。

この記事では、Git を使い、自分のアプリケーションのリポジトリを簡単に管理する方法を解説します。


まず、GitHub より、fuel リポジトリとサブモジュールを clone します。ブランチは「1.1/develop」を指定しています。1.1/develop は現在の開発ブランチです。作成するフォルダ名は todo とします。

$ git clone -b 1.1/develop --recursive git://github.com/fuel/fuel.git todo

Git リポジトリとサブモジュールの設定ファイルを削除します。

$ cd todo
$ rm -rf .git .gitmodules

ドキュメント類を削除します。

$ rm *.md
$ rm -rf docs

不要なパッケージがあれば、削除します。

$ rm -rf fuel/packages/auth
$ rm -rf fuel/packages/orm

Git リポジトリを初期化します。

$ git init

サブモジュールを追加します。

$ git submodule add git://github.com/fuel/core.git fuel/core/
$ git submodule add git://github.com/fuel/oil.git fuel/packages/oil
$ git submodule add git://github.com/fuel/parser.git fuel/packages/parser
$ git submodule add git://github.com/fuel/email.git fuel/packages/email

すべてを add します。

$ git add .

すべてのサブモジュールのブランチを 1.1/develop に変更します。

$ git submodule foreach git checkout 1.1/develop

すべてのサブモジュールを pull し最新にします。

$ git submodule foreach git pull origin 1.1/develop

状態を確認します。

$ git status

変更されているサブモジュールのフォルダがあれば add します。

$ git add fuel/core/
$ git add fuel/packages/email/
$ git add fuel/packages/oil/
$ git add fuel/packages/parser/

コミットします。

$ git commit -m "Initial Commit"

これで完了です。アプリケーションのリポジトリがこれでできました。

必要であれば、oil コマンドで書き込みされるフォルダのパーミッションを 777 に変更します。

$ php oil refine install


Web サーバからアクセスできるように設定すれば、以下のページを見ることができます。


明日は、@NEKOGET さんです。お楽しみに!