「FuelPHP 1.6 翻訳ウィーク」を開催します

FuelPHP 1.6 がリリースされたことに伴い、この機会に「公式ドキュメント」の翻訳を進めるため、5/27 から「FuelPHP 1.6 翻訳ウィーク」を開催します。

翻訳ウィークとは何か?

翻訳ウィークは、翻訳をみんなで集中的に進める 1週間です。

FuelPHP の公式ドキュメントの翻訳は有志が任意に自発的に進めているもので、期限などもなく、ややもすると停滞してしまいます。そこでメリハリをつけ、翻訳を進めるために翻訳ウィークを新しいバージョンがリリースされるごとに行っています。

今回は、二度目の翻訳ウィークですが、全ドキュメントの翻訳を完了できる可能性があります。FuelPHP の公式ドキュメントの翻訳は、バージョン 1.2 の頃から進められていますが、未だ完了したバージョンはありません。翻訳が完了すれば歴史的な偉業です!

翻訳ウィークに参加すると何かいいことがあるのか?

私が考えるところ、参加者には以下のメリットがあると思います。

  • GitHub に慣れることができる。GitHubリポジトリに Pull Request を送るかたちで翻訳は進められますので、参加することで GitHub に慣れることができます。
  • FuelPHP 力がアップする。FuelPHP は軽量フレームワークですが、それでも知らない機能やメソッドなどは誰にでもあります。特に新機能については多くの人が知らないことが多いです。ドキュメントをじっくり見ることになるので、必ず何らかの発見があるはずです。
  • 英語力が少しはアップする。英語のドキュメントを翻訳するので、英語での言い回しなどに触れることになり、英語力も少しはアップすることでしょう。
  • CREDITS ファイル に名前を載せることができるので、もしかしてカッコいいかも (w

何故、翻訳ウィークをするのか?

翻訳に気軽に参加する人を増やすためです。

目指しているのは、100人で 1人が数行ずつ翻訳すれば翻訳が完了するというような世界です。

オープンソースプロダクトの翻訳に参加している人は非常に少ないです。恐るべき数のユーザがいるあの WordPress でさえ、10人程度と聞きました。

多くのプロジェクトでは 1人か 2人、あるいは数人ですべて翻訳しているということも珍しくありません。プロ並の翻訳力のある人がやっている間は 1人でも対応できますが、そういう人が何らかの理由で翻訳できなくなると、すぐに破綻してしまう可能性があります。いわゆるトラックナンバーが 1 とか 2 とかそういう世界です。

対して、FuelPHP のドキュメント翻訳で目指しているのは、多くの人で少しずつ翻訳することでまわっていくというモデルです。自分も少し翻訳に参加することで、ドキュメントがすべて日本語で読めるという世界です。幸い、前回の翻訳ウィークには 13人が参加しました。まだまだ少ないですが、数人という規模からは脱出しています。

ということで、FuelPHP ユーザの方、FuelPHP を今後使ってみようと考えている方は、お気軽にご参加ください。GitHub アカウントとブラウザとインターネット接続さえあれば、参加することができます。