FuelPHP 1.5 がリリースされました
多くの改良とバグ修正を含む FuelPHP 1.5 が 1/20 にリリースされました。変更点の詳細は Changelog をご覧ください。
主な変更点
1.5 では、Session クラスがリファクタリングされ、Log クラスがパッケージになり裏側は Monolog に変更されています。
Session クラス
Session クラスはデータの保存方法や検証方法など変更があります。コードの修正は不要ですが、既存サイトでアップデートするとセッションが切れるんじゃないかと思います(未検証)。
(01/25 追記) 以下のバグ修正は公式サイトの 1.5.1 zip に含まれています。
(01/24 追記) 1.5.1 で Cookie セッションのバグが報告されています。
(01/23 追記) hotfix の 1.5.1 がリリースされました。
(20:05 追記) 既存サイトでのアップデートはエラーになるかも知れませんので慎重に行ってください。
Log クラス
Log クラスはパッケージ化されたことにより、使用するには config.php での指定が必要です。また、Log クラスを拡張している場合には、\Log\Log とクラス名を変更する必要があります。あと、手許の検証では作成されるログファイルのパーミッションが変っていました。others の書き込み権限が落ちている(これがバグなのか意図したものかは不明)ので、Web は nobody で、CLI は自分のアカウントでという場合に、権限がなく書き込めないというエラーが発生する可能性があります。
ORM
- Model::find() の引数が null のみ(引数なしも同じ)は使えなくなりました。その場合は、オプションの配列も引数で指定する必要があります。
- 廃止予定だった Model::find() でのメソッドチェーンを使ってのクエリの作成は廃止されました。代わりに Model::query() を使ってください。
勧告
それから、シリアライズされるデータを保存するテーブルのフィールドは blob 型にすることが勧告されています。