『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方』の仮想マシンを VirtualBox で使う

体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 には実習用の仮想マシンが付属しています。しかし、前提が VMware Player であり Windows となっています。Linux 版の VMware Player でも動作確認されているとのことですが、私は VirtualBox を使っており VMware Player をインストールするのは面倒です。

そこで、この仮想マシンVirtualBox 4.0.4 for Linux で使ってみます。


VirtualBox を起動し仮想マシンを新規に作成します。


名前は「wasbook」としました。



メモリはデフォルトの 512MB としました。



「既存のハードディスクを使用」から、本に付属する「wasbook.vmdk」を選択します。



これで完了です。


続いて、作成した仮想マシンの設定を変更します。


「システム」「プロセッサ」から「PAE/NX を有効化」にチェックを付けます。



「ネットワーク」「アダプタ 1」から「ブリッジアダプタ」を選択します。


これで完了です。仮想マシンを起動します。


上記の警告が出ましたが、host I/O cache が有効にされるので問題ないのではないかと思います。


仮想マシンが立ち上がり、login プロンプトが表示されますので、本の指示どおり root でログインします。


しかし、ネットワークインターフェイスを確認するとデバイス名が eth1 になってしまっています。IP アドレスも割り当てられていません。これでは、ホストマシンと仮想マシンが IP 通信できません。


/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を vi で編集します。

# vi /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules


上記のように eth0 と eth1 を入れ替えます。


仮想マシンを再起動します。

# shutdown -r now

これでデバイス名が eth0 になり、DHCP で IP アドレスが割り当てられました。


本の指示どおりホストマシンの hosts ファイルを編集し、ホストマシンのブラウザで http://example.jp/phpinfo.php へアクセスしてみます。

仮想マシン上の Web サーバに接続できました。